東京の城東エリアって、ドコのコト?!(後篇)

東京駅を基準にして東半分の地域、と東京の城東エリアのことについて前回のエントリで大まかに紹介しました。
では、具体的には東京駅の東側はすべて城東エリアという表現におさまるのかというと、それには疑問があります。
たとえば北区や品川区などはそれぞれ、東京23区内の北部や南部に分類されます。東部という表現よりもそのほうがふさわしいからです。
よって、東京駅の東、とはいうものの等分ではなく、360度の方位を四等分したうちの北東から南東までの90度分、ということに実際にはなります。ピザでいうとハーフ1枚ではなく、さらに半分にしたクォーターハーフ1枚分ですね。

では北東から南東にあたるのは、具体的にはどのあたりでしょうか。地図をひらくと、東京駅から北東に引いた線上に隅田川が流れており、浅草でその役割が水戸街道にかわります。
一方、南東に引いた線上には、地下鉄の有楽町線がほぼ重なります。
これらの川や道や線よりも東側にあたる場所は、城東エリアと表記してもいいでしょう。

行政の区でいうと、墨田区江東区、葛飾区、江戸川区です。
東京駅の東、という表現に厳密に当てはめれば、銀座や日本橋がある中央区も城東エリアということになります。が、この地を城東と記述することは、実際のところあまり見聞きしたことがありません。

このブログでは今後、「城東エリア」という言葉を上記の、墨田区江東区と葛飾区および江戸川区、この4区の全域を指すワードとして使っていきたいと思います。