東京の城東エリアって、ドコのコト?!(前篇)

日本に47ある都道府県のひとつ、東京都。一応、この国の首都ということになっています。

その東京都の、面積にして西側3分の2は、市部とか、多摩地区とか(、以前は東京都下などとも)呼ばれています。
それに対し、残る東側3分の1は、区部とか、東京23区内などと称します。

およそ600平方キロメートルの広さがある、東京23区。このうち、東京駅を基準にして東半分のエリアのことを大まかに、城東地区とか、城東エリアなどと表現したり、呼んたりすることがあります。

"城"というのは、かつての江戸城のことですね。いまは皇居があります。東京駅の西側にあたる、赤レンガの駅舎のある丸の内口と2キロも離れていない目と鼻の先に位置していますから、東京駅を基準にするとイメージしやすいというか、ほぼ「城東」という字面(じづら)どおりということができると思います。

ちなみに、城東という固有名詞そのものは、大阪市内のにある場所の地名としても使われています。
また、朝鮮半島にある現在のソウル――かつて日本が半島を統治していた時代である戦前は、京城(けいじょう、旧かな遣いで"けいじやう")といいました――の、東側にも「城東」と表記するところが、城東區(ソンドング)という名前の区として当時よりあります。
と、このように必ずしも東京に限定した固有名詞というわけではありません。

今後、このブログでは「城東」という言葉を、東京の「城東」のことを指すワードとして使っていくことにします。